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ここにあるのは、女子であろうが男子であろうが、そんな性差をものの見事に超えた、ストレートなエモーションがびんびん伝わってくる映画たちなのだ。――瀬々敬久さん(映画監督)

 

思いもよらず味わい深い作品群にふれて、人知れず喜びをかみしめました。桃まつり万歳!――塩田明彦さん(映画監督)

 

遊びだったらタダおかん、と高を括っておったら全員マジであるので超ビビる。抒情、肉体、ブルーズ、ユーモア、怪演、四大元素、記憶、ヒミツ、幻想。つまるところ人生。何れ菖蒲か杜若……いいえ、桃満開でした!――青山真治さん(映画監督)

 

笑いあり、涙あり、カンフーあり。

ここにあつめられた9人の女たちが、いずれ日本の映画界を牽引していくことになるとは、まだだれも、知るよしもないのだった。――乙一さん(小説家)

 

心温まる映画だ。俺も、女狐に騙されたい。狐とは、恐ろしいスリルの事であり、男と女が作るものであり、男と女になるものであるという事が、良く分かった。――沖島勲さん(脚本家・映画監督)<『きつね大回転』へのコメント>

 

ヒロインの顔をよぎる影とか白無垢の花嫁姿に何か眼に見えぬ恐ろしいものとの関わりを感じたりするのは、キチンと『怪談してる』からだろうと思います。かつこの映画はその眼に見えぬ恐ろしいものと戦おうと決意しているかにも見え、痛快でした。――高橋洋さん(脚本家)<『きつね大回転』へのコメント>

 

吉田良子(原田知世似!)は「肉体」を記録することこそが「映画の使命であると肝に命じて撮影に挑んでいると、どんどん暮れていく河原でのクンフーシーンを見ながら思いました。――村上賢司さん(映画監督・テレビディレクター) <『功夫哀歌/カンフーエレジー』へのコメント>

 

私事なので恐縮ですけども、この映画で使われたカメラって僕のなんですよ。 監督にカメラ貸してくれと乞われて快く貸したわけです。何年も前に買って、これで出来ることは全部やったと不遜にも自負するあまり、ほったらかしにしてたカメラだったんですよそれは。そのカメラでですよ、というか、それだけにですね、完成したこの映画を拝見して愕然とさせられたんですよ。俺のカメラでこんなに良い映画を撮らないでもらいたいと。そういった事情から激しく嫉妬してしまって感想になりません。すいません。

 

ただ、その持ち主が僕以外のご同業のどなたであっても、きっと愕然とするに決まってます。すいませんけどね。

――冨永昌敬さん(映画監督) <『emarger』へのコメント>